カテゴリー「Bookレビュー」の93件の記事

2009.10.22

最近読んだ本。

最近読んだ(途中で止めたものも含)本、3冊。

"ゴールデンスランバー" (伊坂 幸太郎)

図書館で予約して、半年くらいたって忘れた頃に借りれたものだが、あまりにもつまらなくて最初の数十ページと最後の10ページくらい読んで返却した。それでもなんとなく飛ばしたところは想像がつく。
たぶん、著者は自分と同世代の人だと思うのだが、文章に若さが見え隠れし、会話を中心に構成されていた気がするが、その会話が薄っぺらい。少なくとも僕には合わない人だった(昔読んだ「陽気なギャングが〜」やこの間読んだ「終末のフール」も同様の感想)。もう(少なくとも金を出して)この人の文章を読むことはないでしょう。



"そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)" (アガサ クリスティー)

ミステリの古典だが、これまでなぜか読んだことがなかったので珍しく新品で購入して読んでみた。内容としては「手紙によってある島に集められた10人の男女が、次々と、そして全員殺される」という話だ。純粋にオチを知らなかったので「全員殺されるて、どういうトリック?」と思っていたが、最後に明かされるそれは意外に普通でした。。

大変評価が高い作品ではありますが、あくまであの時代に書かれたからでしょうね。

内容とは関係ないが、本のサイズが普通の文庫より微妙に縦長で、愛用しているブックカバーに入らなかった。なんでそういう余計なことするかね。




"サクリファイス" (近藤 史恵)


自転車ロードレースを題材にした珍しいミステリ。これも図書館で借りて読んだもの。

まず、ツールドフランスを少しだけかじっている(見たことがある)僕のようなロードレース入門者にとって、チームで行う自転車レースのルールや駆け引きの部分を分かりやすく説明してくれているのがよかった。逆に、”スプロケット”といったような自転車用語が説明なく出てきたりするので、まったく自転車に興味がない人が読むと面食らうかもしれない。また、ロードレースを知り尽くしているような人には、描写に違和感があるなど、物足りないように感じられるようだ。

タイトルはもちろん、チームのエースの成績を上げるためにサクリファイス(犠牲)となるアシストのことを指しているのだが、もう一つ大きな意味を持たせている。

ミステリとしては微妙だが、作品全体としてはキレイにまとまっており好感が持てた。何より来年、ツールドフランスを見ることがあればこれまでより楽しめることでしょう。


|

2009.09.23

最近読んだ本。

しばらく読書から離れていたが、帰りの電車の中でiPhoneをいじっているのも飽きてきたし、車内のiPhone率があがってきて恥ずかしくなってきたこともあり読書復活のきざし。

最近1ヶ月くらいで読んだ本(途中でやめたものもあり)。ぜんぶ昔ブックオフで買って眠っていたもの。  DSCF8779.JPG



登場人物や時間軸がぐちゃぐちゃになってきて、途中で読むのをやめた。


"冤罪者 (文春文庫)" (折原 一)


一応最後まで読んだが、無駄に長かった。オチもいまいち。



"氷の華 (幻冬舎文庫)" (天野 節子)


すでに内容を忘れているが、都合のよい展開が繰り広げられていた印象が残っている。



"終末のフール" (伊坂 幸太郎)


地球が破滅すると分かってからの人々を描いた短編集。最初は興味をもって読み始めたが、だんだんグダグダになっていった感じ。結局、最後の2つくらいを残して棚にしまった。



"告白" (湊 かなえ)


何度も同じ話を読まされている感が強い。短編で終わらせておけばまだましだったかも。


"さまよう刃" (東野 圭吾)


映画で公開されるよう。
今回挙げた中では一番よかった。未成年の少年に娘を強姦・殺害され た父親が、自らの手で少年に復讐を果たそうとするという話。少年法のありかたについて考えさせられる。子を持つ親として、ものすごく主人公の父親に感情移入してしまった。

あと、図書館で借りたこの本も読んでいました。


"失われた愛を求めて―吉井和哉自伝" (吉井 和哉)


吉井氏が包み隠さず人生を語ってるように思えます。

|

2006.09.13

Books:時生(東野圭吾)

生まれながらグレゴリウス症候群(著者の創作した病名らしい)という病気を煩った青年トキオが今にも息を引き取ろうとしているシーンから物語が始まる。この病気は20歳近くになると体中の筋肉が動かなくなり死に至るというもので、遺伝性があるため、両親は息子が若くしてなくなることを覚悟していた。

もうこれだけで涙腺がやられそうになった。自分も息子が生まれたときにダウン症という障害を持っていると分かったとき、ダウン症=短命というイメージ(あくまでもそのときのイメージ)があったので、「この子は何歳まで生きれるのだろう?」という恐怖・不安に何度も襲われた。だから、この両親の気持ちがストレートに入ってきたためだと思う。

物語は、その後、病床でトキオの父が回想するシーンになり、ページの9割以上はその回想シーンで構成されている。トキオの父がまだ結婚する前に、トキオという少年に会ったことがあるという話だ。この部分はまるで夢物語で現実離れしており、謎解きがあるわけでも、どんでん返しがあるわけでもない淡々とした話なのだが、ぐいぐいひきこまれていった。

安直に考えると、「(どんなに短くても)意味のない生などない」というメッセージだと思うのだが、息子の死を正当化(なんとか受け入れようと)するための父親の壮大な妄想とも思える。

いずれにしても、最後のシーンは会社帰り外を歩きながら読んだのだが、涙が出そうになった。最近、読んだ本がいまいち続きだったの評価甘めの10点。


"時生" (東野 圭吾)

|

2006.04.07

Books:グレイヴディッガー(高野和明)

過去に悪事をはたらいてきた自分と決別するために骨髄ドナーとなって、白血病患者を救おうとする主人公。しかし移植直前になって、いろんな人に追われ逃げ回ることに。

出だしはなかなかいい感じだったが、途中からただ逃げ回るだけの展開に飽きる。設定に無理もある。帯に”13階段をしのぐ”とあるが、ぜんぜんしのいでない。

僕の中ではこの人「13階段」の一発屋で終わってしまいそう。

|

2006.02.09

Books: K・Nの悲劇 (高野 和明)

13階段がかなりよかったので高野氏の作品を2冊買ってみた。そのうちの1つ。今度はテーマが出産。夫に中絶を強要された妻に、別の女性の霊が乗り移って・・・、というリアリティのない話でいまいち。5点。

|

Books: 13階段 (高野 和明)

たしかブックオフで100円で買ったものでしばらく本棚に置きっぱなしになっていたものだったが、かなり好きな部類でした。
テーマが死刑制度、ということで全体的に重いトーンなのだが、しぜんな語り口とミスリードしつつ先の読めないストーリー展開で最後まで飽きることなく読めた。これがデビュー作だそうで、ちょっとびっくり。10点。

|

Books: 99%の誘拐 (岡嶋 二人)

パソコンを使用して遠隔操作し、誘拐を企てるという話。まだ「パソコン通信」だった時代に書かれた作品と考えると当時はかなり先を行くアイデアだったのではないでしょうか。
最後のスキー場でのシーンはちょっとやりすぎではという気がしましたが、面白く読みきりました。8点。

|

Books: 試験に出ないパズル(高田 崇史)

ミステリー+パズルというのに惹かれて買ってみたが、とんでもなくつまらない作品でした。短編集なのだが謎解きの題材が「誰がカレーを焦がしたか」など、ほんとどーでもいいものばかり。さらに物語のほとんどがキャラの会話から構成されており、毎回、そのキャラの紹介から物語が始まる。耐えられない。続編も出ているようですが、間違っても読まないでしょう。
唯一の救いは物語中で主人公が出題する古典パズルか。
4点。

|

2006.01.19

Books:エイジ(重松清)

ナイフがそこそこ良かったので続けてこれも読んでみた。

とある町で起こる連続通り魔事件の犯人はエイジの同級生だった。そんな14才の少年、エイジにまつわる物語。

なんとなくナイフと同じような雰囲気の作品ではあるのだけども、こっちは長編だからかちょっと退屈な感じ。 もう少しいろんなエピソードがつまっていればよかった。6点。

amazonへのリンク

|

2006.01.17

Books:レイクサイド(東野圭吾)

湖畔の別荘に集まって中学受験の合宿をする小学生と、その親たちが殺人事件に巻き込まれる。親たちは必死に事件を隠そうとするが・・・ 。という話。正直、東野氏の作品の中では失敗作でしょう。設定の時点で無理があり、読んでいて盛り上がりません。

映画化されたようですが、、まともなものができたんでしょうか。5点。

amazonへのリンク

|

より以前の記事一覧